2021年の小学校での英語教育について
2021/06/13
こんにちは、クレヨンGETスクールの池田です。
本日は2020年より大きく変わった小学校での英語の学びについて焦点を当てていきたいと思います。
(以下、ベネッセのHPより抜粋しています。)
まず小学校3,4年生に始まった(聞く、話す)の音声活動を中心に英語に慣れ親しむ『外国語活動』,
そして小学5、6年生に始まった[聞く、読む、書く、話す→(やりとりと発表)]を通した授業『外国語科』の開始。
2020年からは、新型コロナウィルスの影響も受けて、なかなか思う通りに授業ができなかったりしていますが、文科省の新学習指導要領、が順次小学校から、スタートし、長期構想としては、2021年度からは中学校で「英語で」授業を行うことで、英語耳を鍛え、英語のまま理解できる力をみがいたり、2022年度からは年次進行で高校へも実施されていく予定です。
最終的には、より幅広い内容について理解して、英語話者と英語でやりとりできる能力を養うことを目標としています。
英語での授業はもちろんのこと、ディベート(一つのテーマについて討論していく)や、プレゼンテーション(紹介し、発信する力を磨く)なども入って来ます。
2020年度から今までのセンター入試も共通テストに変わりました。(よりコミュニケーション力が求められる内容に変わっていきます。)
今回は特に小学校に重点をおきたいと思います。
2021年度からは従来小学校5、6年生で行われていた『外国語活動』は3、4年生に前倒しになり、5、6年生ではいよいよ、英語が『外国語科(教科)』としてスタートしています。
クレヨンGETスクールがある春日井市ではNew Horizon の小学生5年生、6年生テキストが配られています。
この教科書は今まで移行期間に文科省が作った教材を参考にしている様です。
そして、2年間共通して使うPicture dictionaryという絵辞典冊子もあるようです。
QRコードが各ページについており、スマホでかざせば音声がさっと出てきます。画期的ですね。
そして気になるのは評価ですが、、今までの『外国語活動』は数値による評価がありませんでした。
先生による観察や、ワークシートや作品による評価を文章化したものが示されていますが、2021年度からの小学生5、6年生の『教科』としての評価は、観点と言うのは3つありまして、
①知識、理解
②思考、判断、表現
③主体的に学習に取り組む態度
というものに対して、A=十分満足できる、B=概ね満足できる、C=努力を要する、というようなものになります。
小学校での教科化されたことで、中学校で習うことの橋渡しにはなると思います。
ただ、小学校では文法ということは教えたりすることはない様です。
大切なのは、双方向でのコミュニケーション力を養うこと、これが大きな目的になっています。
最近は、ICT学習と言って、情報コミュニケーション技術=Information Communication Technologyを駆使して、生徒一人ずつのタブレット端末や先生が教室の電子掲示板を使って時には一人一人に沿った、あるいはデータを集約して意見をまとめて共有したりしながら工夫を凝らした授業になっている様です。
先生方も大変かと思いますが、とても楽しい授業が展開されているのではないかと想像します。。英語教育改革の真っ只中にいる先生方には応援したい気持ちでいっぱいです。
さて、クレヨンGETスクールの先生たちも一人一人、その改革の流れを受け止めて、工夫しながら毎日生徒さんを迎えてレッスンを行っています!みんなで一緒に頑張っていきましょう。。続く